【邦画】映画の中から厳選したオススメ作品33選!
アイネクライネナハトムジーク
ラブロマンスヒューマンドラマ

伊坂幸太郎による小説が原作
映画タイトルの「アイネクライネナハトムジーク」とはモーツァルトの楽曲の中でも有名な曲の一つであり、《小さな夜の曲》という意味。
「ハンカチを落として、それを拾ってあげる」みたいな劇的な出会いを期待して待つだけの会社員”佐藤”。その佐藤とつながる人達が起こす小さな奇跡が紡いで気付かせてくれる《出会いよりも大切なこと》。
大切な人に感謝や気持ちを「言葉で伝えることが大切」と分かってはいても、なかなかできないものです。普通という言葉に流されて生きてきた主人公・佐藤が、悩んで・もがいて・気付かされた彼女への気持ちの一つ一つにやさしさを感じて、勇気をもらえます。
蜜蜂と遠雷
ヒューマンドラマ
恩田陸による小説が原作
4人の若きピアニスト達がピアノコンクールの予選会へ挑む。ピアノが弾けなくなった過去の天才少女、年齢制限ギリギリの楽器屋、名門校で完璧な演奏技術をもつ優勝候補、世界最高峰ピアニストからの刺客。彼らがコンクールに賭ける思いとは…それぞれの関わりと過去と進行を描く青春群像劇。
わたしにとってピアノやクラシックは学生時代に触れるだけのものでしたが、この作品は音楽に対するイメージを変えるものとなりました。同じ曲でも人によってイメージの違い、ピアノの音から見える景色、それぞれピアニスト達の見える世界観を見せてくれます。
印象的だったのは天真爛漫な役を見事に演じきっていた鈴鹿央士さん。何かが憑依してしまっている姿に鳥肌が立ちます。
告白
ミステリー

湊かなえによる小説が原作
1年B組を受けもつ担任の森口は終業式の日、生徒たちに同クラスの生徒2人に娘を殺されたことを告白する。
残酷な内容のためR指定され生徒役を演じた演者のほとんどが視聴することが出来なかったという問題作。
《少年法で守られている少年達に罪を償わせたとして、それが本当に正しいのか?》が問われている作品です。本作品は誰に償わせるべきかについて表現がまっすぐですが、核心をついていると感じます。とてつもない衝撃と余韻を残すイヤミスもの。
スマホを落としただけなのに
ミステリー

志駕晃による小説が原作。
OLとして働く”麻美の彼氏”富田がタクシーの中でスマホを落とした事をきっかけに、麻美の周りで不審な出来事が次々と起こっていく。
物語が緻密に作りこまれていて、新しい事件が次々と起こっていくので「どうなっちゃうの?」な展開にラストまで気が抜けない作品です。まさかの結末を迎えるこの映画はまじでヤバい!
私をくいとめて
ラブロマンスヒューマンドラマ

綿矢りさによる小説が原作
おひとりさまライフがすっかり板についた黒田みつ子、31歳。
みつ子がひとりで楽しく生きているのには訳がある。
脳内に相談役「A」がいるのだ。
人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。
「A」と一緒に平和な日常がずっと続くと思っていた、そんなある日、みつ子は年下の営業マン 多田くんに恋をしてしまう。
きっと多田君と自分は両思いだと信じて、みつ子は「A」と共に一歩前へふみだすことにする。
©2020『私をくいとめて』製作委員会
明らかに変わっている彼女の見る世界が特別なものでないと分かった瞬間に彼女との距離がグッと近くなり、Aがとても愛おしく感じました。この作品はとにかく”のんさん”の演技が凄まじいので注目です。見惚れて、感情を爆発させた言葉の一つ一つが胸に突き刺さって号泣。”のん”のファンとなるきっかけとなった作品で、「日本の映画は素晴らしい!」と再認識させられます。
コーヒーが冷めないうちに
SFヒューマンドラマ
川口俊和による小説が原作
時田家が営む喫茶店「フニクリフニクラ」には 店内の【ある席】に座ると 望んだとおりの時間 に戻れるという客席があるという。その噂を聞きつけた人たちは《過去の時間に戻って大切な人と話す》為にやってくるが、 そこにはいくつかのルールがあった。
そしてこの喫茶店を営む時田家の娘 ・時田数(主人公) もまた過去に囚われて生きてきたのであった。。。
何回観ても泣ける作品。
数分だけ過去に戻れるとしたら誰に何を伝えたいですか?
この作品が素晴らしいのは、過去に戻っても未来は変わらないということ。 後悔しない日々を送る為に大事にしないといけないことを教えてくれます。感動のフィナーレが最高すぎるのでオススメです。
2018年公開作品
原作
川口俊和
監督
塚原あゆ子
キャスト
有村架純/ 伊藤健太郎/ 波瑠
林遣都/ 深水元基/ 松本若菜
薬師丸ひろ子/ 吉田羊/ 松重豊
石田ゆり子
紙の月
クライムサスペンス
角田光代による小説が原作
銀行勤めの平凡な主婦が引き起こした大金横領事件のてん末を描いた作品。
主人公の主婦・梨花が幼い時に感じた人に必要とされる欲望は大人になってからは満たされる事はなかった。そして久しぶりに欲望の味を思い出してしまった梨花は歯止めが効かなくなってしまいます。主人公の見た目からは想像できない行動がエグくて、観終わったあとに言葉にできない複雑な感情に支配されます。
グッモーエビアン!
ヒューマンドラマ

吉川トリコによる小説が原作
「普通の家族って何?」
「家族に形は必要?」
家族がどうあるべきか、そんな悩みを吹き飛ばしてくれる作品です。
名古屋で親娘二人暮らしをしている元パンクバンドのギタリストで17歳で未婚の母となったシングルマザーのアキと、母を支えるしっかり者のハツキ。そこへ2年間、海外にて放浪生活を送っていたヤグが突然舞い戻って来る。ー出典Wikipediaー
きみはいい子
ヒューマンドラマ

中脇初枝による小説が原作。児童虐待が題材となっている作品。
まじめだが優柔不断で、肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野。近所のママ友たちとの表面的な付き合いの陰で自分の娘に手をあげてしまう雅美。他人と会話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる小学生のみで認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ。とあるひとつの街に暮らし、さまざな局面で交差しながら生きているおとなと子どもたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし小さな一歩を踏み出していく。
ー出典「きみはいい子」製作委員会ー
子供を持つお父さんとお母さんに見てもらいたい。
私はこの作品を観て今まで子供たちに対して抱えていたモヤモヤが無くなりました。子供に必要なのはお金でも環境でもありません、親からの愛です。それに愛は親だけが与えるものではありません、親も子供から愛をもらっていたんだと気付かせれました。
しゃぼん玉
ヒューマンドラマ

乃南アサによる小説が原作
親の愛を知らずに育ち、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者・伊豆見翔人(林遣都)。誤って人を刺してしまった彼は、逃亡途中に老婆・スマ(市原悦子)を助けたことがきっかけで、彼女の家に居座ってしまう。初めは金を盗んで逃げるつもりだったが、スマをはじめ村の人々とのふれあいによって人生の大きな決断をすることに…。ー©2016「しゃぼん玉」製作委員会ー
人の温もりを感じられる時、人は変われる。
田舎の風景がとてもきれいで緑が溢れていて、心が洗われる気持ちになります。人間関係で悩みがあったり、仕事でむしゃくしゃする人にぜひオススメしたい作品。
舟を編む
ヒューマンドラマ
三浦しをんによる小説が原作
出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめ みつや)は、営業部で変わり者として持て余されていた。ある日、 辞書編集部に所属する荒木公平に言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。そして運命的な仕事に出会った馬締は、完成まで15年かかる新しい辞書を作成していく中で出会いや別れを経験していく。
「日本映画の中で好きな作品は?」と聞かれたら真っ先に思い浮かぶ作品。
ぼっとうできる事に出会えることが、どれだけ幸せな事かがよく分かる作品です。笑いあり涙ありなのにとても品があって心地のよい映画です。ジブリ映画を見ているかのようなノスタルジックな建物、そこに下宿している主人公の生活感と流れる音楽が最高です。
パンとスープとネコ日和
ヒューマンドラマ

群ようこによる小説が原作
入社以来編集一筋でやってきたアキコは突如経理部への異動を打診されたこと、母が急死したことをきっかけに勤めていた出版社を退職。母が営んでいた食堂を改装し、サンドイッチとスープがメインのお店を開店する。ー出典Wikipediaー
実はこの作品は映画ではなくドラマなのですが、2時間では収まらないのが納得できる作品です。のんびりとした時間が流れているようで濃密なヒューマンドラマが描かれているドラマ《全4話》、休日にまとめてみるのにオススメしたい作品。
どれだけ歳を重ねても、人生旅の途中。思ってもみなかった事があなたの人生の軸となるかもしれません。ハッとさせられるセリフがとても多く「人生何が起こるかわからない」そう感じさせてくれるドラマです。とにかく観ている時間が心地良すぎて、このドラマはストレスを軽減する作用があるのでは?と本気でそう思わせられます。
祈りの幕が下りる時
ミステリー

東野圭吾による小説が原作
2010年4月に連続ドラマとしてスタートした東野圭吾原作の「新参者」シリーズ。阿部寛演じる日本橋署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというミステリー要素と、事件の裏に隠された人の心の謎を解くというヒューマンドラマ要素があります。
京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は滋賀県在住の押谷道子。殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。やがて捜査線上に浮かびあがる美しき舞台演出家・浅居博美(松嶋菜々子)。しかし彼女には確かなアリバイがあり、捜査は進展しない。松宮脩平(溝端淳平)は捜査を進めるうちに、現場の遺留品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺する。それは失踪した加賀の母に繋がっていた――。
(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員
過去の秘密や傷を抱えたまま生きてはいけなくて、いつかは終わりを迎えるもの。それが悲しくもよく分かる作品です。泣きたい人にオススメです。
走れ、絶望に追いつかれない速さで

青春時代を共有した親友・薫の死を受け入れられないでいる漣。描き遺された絵には薫の中学時代の同級生「斉木環奈」の姿があった。薫にとって大切な存在であり続けた彼女に薫の死を知らせるべく漣は単身、彼女の元へ向かう決意をする…。 (C)2015映画「走れ、絶望に追いつかれない速さで」製作委員会
自分には夢があるから前に向かって進んでいられるのかと思っていたけど、夢はただの目印であって生きる理由ではない。作品を通して皆が立ち止まらずに人生を走り続ける理由が分かった気がします。普段考えないことを身近な人が死ぬたびに考える。独特な雰囲気がドキュメンタリーっぽさを感じる作品です。
2016年公開作品
監督
中川龍太郎
脚本
中川龍太郎
キャスト
太賀/ 小林竜樹/ 黒川芽以
藤原令子/ 寉岡萌希/ 飯田芳
宮本行/ 松浦祐也
何者
ヒューマンドラマ
就活をドラマチックに描いた作品で就職をせずに夢を追い続ける人と現実を受け入れて就職活動をする人達の群像劇。 《世間一般的》という同調圧力に巻き込まれて、自分の心と向き合うことをやめていた若者が醜くなっていく姿が描かれています。分かりみが深い!
大学の卒業と同時に演劇を辞めた拓人は、就活を始める。しかしなかなか内定をもらえない拓人は就活の競争に巻き込まれていく。そして、周りに追い越されていくなかで理想が崩れ、次第に内に隠していた醜さが露呈しされていく。
あの頃。
ヒューマンドラマ
2000年代初頭。
バイトをしながらバンド活動を行っていた劔は、バンドが上手くいかず生きる気力を失っていた。 そんな時に友人からもらった一枚のDVD。そこに写っていたのは、アイドルの松浦亜弥だった。 それがきっかけでアイドルオタクになり、その縁で仲間もできた。
しかし、時代が変わると共に仲間と離ればなれになっていく…
「今、楽しんでいるか?」 そんなメッセージを感じる作品。 主人公である劔は離ればなれになっても”今が一番楽しい”ということを強く言っています。ただ彼の心に色濃く残るオタク仲間との思い出は、今も心の支えとなっています。”あの時は良かった”ではないのです。終始ふざけてばかりで笑わせてくれますが、最後に泣けて気付きを与えてくれる作品です。
2021年公開作品
原作
劔樹人
監督
今泉力哉
キャスト
松坂桃李/ 仲野太賀/ 山中崇
若葉竜也/ 芹澤興人/ コカドケンタロウ
大下ヒロト/ 木口健太/ 中田青渚
片山友希/ 山﨑夢羽(BEYOOOOONDS)/ 西田尚美
夜のピクニック
ヒューマンドラマ
年に一度行われる高校行事《歩行祭》は、80kmの道のりを24時間かけて歩いてゴールを目指す生徒たちにとって特別なイベント。 高校生活最後の歩行祭というのに三年生の”甲田貴子”と”西脇融”は一年生の時からお互いが気になっているのに話せずにいた。
ふたりを引っ付けようとする周りの気遣いをよそに、 “甲田貴子”と”西脇融” には誰にも言えない秘密があった…
「歩くだけなのに何で特別なんだろう?」というセリフが頭から離れずにずっと考えながら観てました。どのシーンにも懐かしさを感じて、最後まで青春を感じる最高の作品でした。
あとがき
わたしがそうであったように、映画があなたの人生の支えや刺激となることを願って、これからもおススメしたい作品を追加更新していきたいと思います。それでは。